セキュリティエンジニアとはその名の通りセキュリティに特化したエンジニアのことを言います。大企業でも情報漏洩が問題となっており、セキュリティの重要性も世間に知られるようになってきました。そこでセキュリティに関するエキスパートとして、外部からのアクセスを管理したり、利用者が安全に情報通信をできるようにしたりする仕事がセキュリティエンジニアです。
セキュリティエンジニアの資格は国家資格とベンダー資格がありますが、国家資格の方が知名度が高いことから、国家資格合格を目指す人が多い傾向があります。国家資格のセキュリティエンジニアに関しては大きく分けると、セキュリティに関する社員教育などを行うマネジメント系と暗号化などといった技術面でのスキルが求められるエンジニア系の2種類に分けることができます。
情報漏洩の原因の約85%が人為的なものと言われており、セキュリティに対する意識教育はとても重要です。そこでセキュリティに関する教育を行うのがマネジメント系の資格ですが、この場合はセキュリティ以外にも人員管理などマネジメント全般を学ぶ必要があります。それに対してエンジニア系は暗号化や認証などセキュリティ対策全般に関する知識が要求されます。ただセキュリティエンジニアとして働くうえで必要な技術だけでなく、セキュリティに対するリスクマネジメントや関連法規も出題されることから、セキュリティのエキスパートを目指す人に良い資格と言えるでしょう。